「今日はよく揺れるね」とか「明日は遠足大丈夫かな」みたいに。
人間は慣れる生き物なのでありそう。
始めて台風が来た時とか雪が降った時だって大騒ぎに違いない。
そうやって進化してきたわけだ。
さて、先日ランチェスター経営の勉強会に参加してきた。
ちょっと前までは月1で参加していたけど最近はとんとご無沙汰。
今調べてみたら去年の10月以来だった。
実に半年ぶりの参加。
今回の内容は「費用0から始める販売促進」
今だとtwitterやFacebookなどを使った販促が流行だけど、そうではない。
岐阜県富加町という小さな街で電気屋さんを営む今井さんが先生。
この今井さんが如何にスゴイかというのは「ジョイ家電イマイ」でググれば 大量に出てくる。
一般的に今井さんはチラシ名人みたいに言われている。
オレもチラシの作り方を教えてもらうぞ、オ~ッ、みたいな気持ちで参加したが、実はそんな話ではなかった。
しかし、スゴクためになった勉強会だった。
いつも通りヘェ~と思ったことを覚書。
1.強みは作らない
「販促では強みをアピールすることが大切である」とよく言われる。
そう言われると考える、「強み?無いなぁ~。じゃあ作らねば!」と。
しかし、強みは作ってはいけないらしい。
曰く、作った強みというのはもろくも崩れ去ることが多い。
つまり、無理しても長続きはしないと言うことだ。
では、どうするか。
強みを探すのだ。
今ある資源の中から探し出してそれをアピールする。
そうすれば無理をしなくても済む。
ただし、作るより探す方が大変な場合が多いように思う。
2.無料でやらない
フリーミアムなビジネスモデルが流行したため、「まずは無料で」というビジネスが非常に多い。
今井さんはワンコイン=500円でできることは何でもやるらしい。
例えば、タンスの移動とか雪かきとか。
それを500円でやる。
何かあった時はすぐに声がかかる仕組みだ。
それによって街の人たちにも覚えてもらえる。
そして、そこがきっかけとなって本業も売れる。
簡単そうだけど中々できない。
やるためにはかなり地域を制限をする必要がある。
今井さんは半径3キロ、400世帯と絞ってやっているからできる。
ここまで絞りきってこそできる戦術と言える。
3.安売りしない
街の電気屋さんだからそんなに財力がない。
だから金額勝負になったらとても大手量販店には太刀打ちできない。
だから、家電によくある値引きはしない。
たまに、初めてのお客が「もうちょっと値引きしてよ」なんて言おうものなら、すぐにお断り。
そして、近所の量販店への行き方を説明する。
そこは徹底していて、お得意様でも値引きの話をしようものなら、 道案内に変身するらしい。
それでも顧客は離れず買ってくれる、とのこと。
独自の付加価値で顧客の心をわしづかみしているってことだ。
ココまで徹底してやればそうなるよね。
最後に印象に残った言葉を。
ヤマダ電機は、どこにでもある商品を誰にでも売れる売り方で売っている。
対して今井さんはどこにでもある商品を誰にもできない売り方で売っている。なるほど。
後者の方が格好いいよなぁ~、と思った。
今度マネしてみよっと。
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